月別アーカイブ: 2015年9月

特別製造の墨象筆(白天尾 )納品できました。

墨象筆の毛は北米産の馬の尾、軸は短軸変形木ダルマで作っています。 墨象筆の軸を作る職人さんは歳で、数年前に作るのをやめましたが、その時に数本をお願いしました軸を使用しています。 この軸の特長は木ダルマの内側に水道のパイプ使用することにより軸の割れを防止しています。 軸は松の木、切り出して数年間乾燥したものを加工しています。 この墨象筆の穂の寸法は内径80mmx250mm、軸の全長は350mm。 作品は約150mmx180mmの紙に1字~2字を書きます。 私も何度か墨象筆を使っている会場に行きました。皆さん、体育館のような場所で書いています。 1枚書くにも、準備は墨液作りから、会場場所の墨を散らかさないようにシートを張り、乾燥の場所の準備など。 墨象筆に墨液を含ませて書く場合は数キロの重さになってしましますので、一気に書き上げます。 紙が大きいですから、

第81回筆まつり 9月23日 筆供養と筆の市

【筆供養】 筆供養は榊山神社境内の筆塚の前でおこなわれています。当日は終日行事です。 筆塚は筆の精祖先の遺徳に対する感謝を込めて、昭和40年9月に建立され、その塚底には時の名筆司達による名筆が永久保存されています。 筆の働きの作用に霊能を感じ、筆にもまた筆精ありとして用済みの筆を浄火に投じます。 筆毛の提供者である動物の諸霊に感謝に感謝して筆供養がおこなわれます。 筆供養の祭典は全国の書道の愛好家が使用済みとなった筆に対し、今日まで書道を支えてくれたことに感謝し、書道の上達を祈りつつ、そして筆にかかわる日本文化の継承、明日への発展を祈念しながら丁重かつ厳かに永代供養するものです。 【筆の市】 熊野町の伝統的工芸品熊野筆の製造業者が筆の市に出店しています。当日は熊野筆の書道筆数千種類の筆、絵の筆、日本画の筆、特別製造の筆、化粧筆等の熊野筆が販売されています。価格も3