熊野筆の良質の筆は形のいい、きれいな筆鋒が良質な筆です。筆作りの基本は選毛が大切な工程なんです。穂の製造の工程は、選別→毛組→毛組→毛モミ→寸切→混毛→芯立て→衣毛巻き→糸締め→穂の完成。獣毛の毛を選別すしていきます。
この時に使う道具が小刀なんです。小刀の良し悪しで筆の質が決まるのです。で、私は小刀にこだわっています。
神話の国、たたら鉄の国、奥出雲に行きました。GWの快晴の一日、熊野から雲南市(横田)、安来市と300キロを走りました。横田の亀嵩駅のそば、亀嵩駅そのものがそば屋なんです。5年ぶりのソバの味は懐かしく、美味しいかったです。
ここ横田で小刀を探し求めましたがありませんでしたので、快晴の空を泳ぐ鯉のぼりを横に、足立美術館を見ながら、安来の刃物祭りに行きました。祭りの会場を探し求めて歩きました。小刀がありました。地元の刃物製造の店で小刀を見つけました。