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■「毛抜けの細光鋒筆の応急糸締め」終了しました。
17x160mmの細光鋒の筆が毛が抜けて13x160mmになっていました。
高値段の筆ですから、少し 抜けると感じた時に修理に出せば
、ここまで抜けて小さくはならないと思います。筆の材料は動物の毛ですから、自然のものです。
現在、年々毛の質が悪くなっ ていますから大事にしたいです。
■「心の 通う筆作り」で講演と筆作りを行いました。
広島市立安西中学校体育館、6月10日午後、初めての講演、大変に緊張しました。
50分の話がオバー15分でした。すいません!
筆には命毛があり、命毛があるから筆なのです。刷毛には無い。これには生徒は「ポカーン」でした。そうです、筆のは動物の命をいただいていますと話しました。その命毛選びを生徒にしてもらいました。
筆を作る場合、一番大事なのは命毛の選毛です。今回、選び方の指導を受けながら山羊の原毛を生徒に選んでいただきました。生徒の希望者が多過ぎて困りました。希望者の数を先生にお願いしました。熱心な生徒の選毛は上クラス内容でした。驚きました。うれしかったです。
■墨落しの終了

墨落しの終了。これで普通に使えます。
細微光鋒羊毛筆8x53mm、高級筆の溜り墨落が届きました。筆の根元に墨が溜って、使っていますと筆が3つ、4つに割れて書けないとのことでした。穂を抜いて墨を落としました。
■「籠巻筆」の修理ができるようになりました
「籠巻筆」の修理が半年前に預かりました。この筆の修理ができるようになりました。軸の竹に巻く藤の皮が手に入りましたので。広島市内を問いまわっていたのですが無くてね。インターネットで調べました。ありました。使い方まで教えたいただきました。この筆、楷書書きには最高に良いそうです。この筆書き巻き 仕立てなのです。